安倍晋三元首相について

安倍晋三元首相は、昨日奈良県内で参議院選挙の応援演説中背後から撃たれ、そのまま帰らぬ人となってしまった。 僕は安倍元首相のことが嫌いである。森友学園や桜の会などやりたい放題だったのに、検察から告訴されていないことには、まだ納得がいかない。そ…

地方公会計について

平成28年度決算までに地方公共団体は統一的な基準による財務書類の公表が求められていた。その前にも公会計が行われていたが、簡易的な方法の総務省改定方式や基準モデルなど多種多様モデルが乱立していた状況であった。 その中で、個人的にとても気になった…

浜矩子「人はなぜ税を払うのか」を読んで

税金とは、社会を営んでいくために支払われる会費であるという考え方がある。しかし、会費とは払う人は会員、払わない人は非会員という区分けがされてしまうため、非会員を排除する機能がある。 しかし、これは税金を払えない人を救うことが役割であるという…

財政投融資

地方公共団体が借金をする時に、公的資金の借入先として財政融資資金というものがある。これは財務省が所管している資金だが、調べてみると財政投融資計画に基づいて貸し付けをしているということで、借りているのは地方公共団体だけではないということが分…

自治体財政健全化法

ドッジラインなどにより、地方自治体の財政が急激に悪化した戦後直後に作られた地方財政再建促進特別措置法(昭和30年)が52年ぶりに改正されて、成立したのが自治体財政健全化法(平成19年)である。これは当時総務大臣であった竹中平蔵氏が破綻法制を意識…

後期高齢者医療

日本は世界で一番早く超高齢化社会を迎えているといわれるが、これは老人医療費の無料化(昭和48年~)などにより健康状態が良くなったことが原因といわれている。病院が老人のサロン化していると批判されていたが、全く効果がなかったわけではないのである。…

上水道事業

上水道管路の法定耐用年数は40年であり、高度経済成長期に作られた管路の更新時期が一斉に迎えている。しかし、上水道事業の経営環境の悪化などから更新がなかなか進んでいない。老朽管の更新については、更新が進まないと災害時に被害が大きくなる可能性が…

国民健康保険その2

国民健康保険法が成立したのは、昭和13年であるが、当時は国民皆保険のための国民健康保険ではなく、健民健兵のためと貧困農村の治安対策の意味合いが強かった。それが、現在のような国民皆保険制度のための国民健康保険が整備されたのは昭和36年からだった…

国民健康保険

国民健康保険制度は、日本の皆保険制度を支えているもので、セーフティーネットの役割を果たしている。 ただ、他の職域保険等に入れなかった人が入る保険制度なので、加入者の平均所得は低くなっている。また、年齢構成も他の保険よりも高いため、一人当たり…

泉佐野市 ふるさと納税訴訟

泉佐野市は、関西国際空港ができる際にした開発事業で多額の負債を背負い込んだため市の財政が悪化したが、ふるさと納税で多額の寄付金を集めたこと等により財政状況が良くなってきている。 しかし、ふるさと納税のやり方が不適切だということで、ふるさと納…

地方財政調整制度の歴史について

現在の地方交付税交付金とは、戦前にあった地方配付税と戦後の地方財政平衡交付金の良い所を取った制度と言われている。 地方配付税とは、国税(所得税・法人税・入場税及び遊興飲食税)の一定割合を地方の取り分として、地方の財政を調整することを目的とし…

国庫補助金と国庫負担金について

地方公共団体の財政担当の仕事をしていると補助金と負担金の違いについて嫌でも敏感になってしまう。国と地方の共同責任で行う事務は負担金。国が奨励的に支出するものは補助金という違いがある。 そして、負担金は補助率を下回ることはないが、補助金は予算…

調整債について

調整債とは、消費税率引上げ時の税制改正で法人住民税の法人税割の引き下げ等が行われたことで、地方の減収が引き起こされた場合に、地方財政法に基づき、特例の財源手当てとして起債するものである。 具体的な発行可能額の算定方法としては 平成26年・28年…

適債性とは

地方公共団体が借金をする時には、目的が基本的には建設改良費であることが求められている。 基本的にはお金が足りないからという意味での借金は認められないが、臨時財政対策債や減収補てん債等は特例として起債が認められる。また、緊急浚渫債などは本来維…

発生主義会計と現金主義会計について

発生主義会計とは主に民間の会計に使われている会計処理方法で、主に儲けを明らかにするために使われてきました。また、現金主義会計とは、主に地方公共団体の会計に使われているもので、議会の議決に基づいて民意に沿ったお金を使うようするために使われて…

地方債について

地方債は平成18年まで国の許可がないと起債ができなかった。これは、地方の借金を国が監視することで地方公共団体の財政の悪化を防ぐという面もあったのかもしれないが、市中にお金が足りていないので、そのお金を公的部門で独占してしまうということを防ぐ…

読書感想文

地方交付税を考える 黒田武一郎著 ぎょうせい を読んでいる。 黒田先生は、現在も事務次官として働いていらっしゃる方で、地方交付税を運営する者として、 地方交付税への批判を真摯に受け止めながら、客観的にこの制度について解説をしている。そして、文体…

読書感想文

モヤモヤそうだんクリニック ヨシタケシンスケさんの本を図書館で借りてきたので読んでみた。 内容としては、小学生の質問に対して大学教授が答えて、ヨシタケシンスケさんの挿絵が載っている内容でした。 そこで、どうしたら本が好きになるでしょうという質…

読書感想文

木村草太先生の「ほとんど憲法」を読んでいる。木村草太先生は僕が法律の勉強をしているときから大好きな先生である。 「ほとんど憲法」とは小学生向けの本として書かれたものだが、読み物として面白い。また、今まで法律の堅い本しか読んでいなかった自分と…

委託料と補助金と扶助費の違いについて

委託料とは自己にやる義務があるものを他の誰かに委託すること。補助金はある事業等を推奨するために金銭的に援助をするということ。 つまり、違いについては自己にやる義務があるかどうかという部分が大きく違っている。 じゃあ、扶助費とそれぞれの違いは…

会社法

自己株式の処分について自己株式の取得について、色々と規制がありますが、処分の時期や所有期間の規制はない。

ブログに挑戦

アウトプットが少なすぎるため、ブログに挑戦してみようと思う。 ジャンルは、法律を中心に学んだことや、思ったことを備忘録的に記録していきたい。