2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

国庫補助金と国庫負担金について

地方公共団体の財政担当の仕事をしていると補助金と負担金の違いについて嫌でも敏感になってしまう。国と地方の共同責任で行う事務は負担金。国が奨励的に支出するものは補助金という違いがある。 そして、負担金は補助率を下回ることはないが、補助金は予算…

調整債について

調整債とは、消費税率引上げ時の税制改正で法人住民税の法人税割の引き下げ等が行われたことで、地方の減収が引き起こされた場合に、地方財政法に基づき、特例の財源手当てとして起債するものである。 具体的な発行可能額の算定方法としては 平成26年・28年…

適債性とは

地方公共団体が借金をする時には、目的が基本的には建設改良費であることが求められている。 基本的にはお金が足りないからという意味での借金は認められないが、臨時財政対策債や減収補てん債等は特例として起債が認められる。また、緊急浚渫債などは本来維…

発生主義会計と現金主義会計について

発生主義会計とは主に民間の会計に使われている会計処理方法で、主に儲けを明らかにするために使われてきました。また、現金主義会計とは、主に地方公共団体の会計に使われているもので、議会の議決に基づいて民意に沿ったお金を使うようするために使われて…

地方債について

地方債は平成18年まで国の許可がないと起債ができなかった。これは、地方の借金を国が監視することで地方公共団体の財政の悪化を防ぐという面もあったのかもしれないが、市中にお金が足りていないので、そのお金を公的部門で独占してしまうということを防ぐ…