安倍晋三元首相について
安倍晋三元首相は、昨日奈良県内で参議院選挙の応援演説中背後から撃たれ、そのまま帰らぬ人となってしまった。
僕は安倍元首相のことが嫌いである。森友学園や桜の会などやりたい放題だったのに、検察から告訴されていないことには、まだ納得がいかない。そして、彼のせいで二度ほど絶望的な気持ちになった。
一回目は安保関連法案の時である。敬愛する長谷部恭男先生も違憲であるという意見を出して、世論調査でも反対意見が多数を占めていたにもかかわらず強行採決され、その後の選挙でも自民党が陥落しなかったことである。この時は民主主義とはこんなものなのかと絶望した。
そして、二回目は今回である。僕は、安倍元首相が政治的に敗北する姿が見たかった。暴力的な方法で倒れる姿なんて見たくなかった。これで、安倍元首相が負けることはなくなってしまった。そのことが残念でならない。
故人も首相引退後暫く静かだったが、最近は精力的に動いており、自分の信念に従って日本をよくしたいと考えていただろう。
ご冥福をお祈り申し上げます。